パラリンピック競泳メダリストとして、日本人初の殿堂入りも果たされた、河合純一さんの講演会が開かれました。
優しい語り口調のなかに、アスリートとしての信念や人としての生き方など、とても貴重なお話をしてくださいました。また教員としてのご経験から、学校生活をおくる児童生徒へのアドバイスもあり、みな真剣な表情でお話を聞きました。
河合純一さんの経歴
◇生まれつきの病気で右目の視力しか持たずに生まれる。右目の視力も弱く、15歳で両目がどちらも見えなくなってしまう。
◇5歳から水泳を始める。
◇17歳の時(1992年)にバルセロナパラリンピックに水泳で出場し、銀メダル2個、銅メダル3個を獲得。
◇21歳の時(1996年)にアトランタパラリンピックに出場し、金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得。
◇25歳の時(2000年)にシドニーパラリンピックに出場し、金メダル2個、銀メダル3個を獲得。
◇29歳の時(2004年)にアテネパラリンピックに出場し、金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル2個を獲得。
◇33歳の時(2008年)に北京パラリンピックに出場し、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得。
◇2012年ロンドンパラリンピックまで6大会連続出場。
◇パラリンピックに出場し続けながら、全盲の社会科教員として静岡県の公立中学校に赴任。(全盲の公立中学校教員としては全国初)
◇現在は日本スポーツ振興センター研究員、日本パラリンピアンズ協会会長他。